2013年03月17日
回想録 ~南アルプス縦走(最終話)~
南アルプスの最高峰 北岳 標高3192m
日本で2番目に高い山
両俣小屋の標高は2000m程。
ここから北岳山頂を目指す。
丸太の橋あり、川の中を渡る徒渉あり、鎖場あり、
鉄梯子あり ・・・ そして手をつくくらいの急な登り坂
難所の連続!!!
無我夢中だったので記憶も断片的。。。
その時の様子は登山手記で
どうやら北岳頂上までは、苦しかったにもかかわらず
水も我慢出来、自分はバテずに登ったようだ。
どうりで北岳山頂での記念撮影は満面の笑み^^
北岳の次は日本で4番目の間ノ岳(標高 3189m)を目指す。
見た目ではそれほどアップダウンはなさそう。
だけど、、、、北岳の登りで力を使い果たしてしまい
ここからの道程はバテバテ~(*_*)
全ての体力を使い果たした後って、
寝ても体力が回復するわけでもなく
翌日は最後の3000m級の山である塩見岳を目指す。
もうこの日は朝からバテバテ。。。
またまた、怒鳴られてバテたことしか記憶にないので
その時の様子は登山手記で
ただ、塩見岳の山頂で撮った写真が1枚
同僚はさすがに作り笑顔の出来る人も減ってきた。。。
上級生はなんてタフなんだ!と思った。
鬼軍曹! あなたってほんとに人間???
疲れきった体に、停滞日はありがたい!
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
停滞日も終わり、いよいよ縦走も終盤。
停滞地の三伏峠から荒川三山へ向う道は
いきなりの急登!
もうここからはいつも富士山が見える。
富士山がとてもきれい*'☆.:*:'☆':*:
もうこのあたりの山々はマイナーな山。
登っているのは同じ格好したパーティばかり。
ザックから想像すると、同じワンゲルだろうなぁ。。。
我々の前に2組のパーティーがいる。
なんだか心強い気持ちになった。
そして荒川の一つ目の山頂へ
そして二つ目の山頂へ向けて
足場の悪い道をひたすら歩く。
荒川の最後の山頂で記念撮影
もうこの時には、体重が削げ落ち
みんな目が腫れている。。。
この記録に登場する森下は一番右
左は自分です・・・^^;
若いなぁ。。。 って当たり前か・・・^^;
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
さて、縦走もいよいよ最終日
最終日の宿泊地は水場がない!
コップ一杯の水をスプーンですくってすすって飲んだ。
こうすることで1Lくらい飲んだ気持ちになれるから・・・
いよいよ最後の難所転付峠を目指して出発
水がない!というのは大変なことで
人間、水ほしさになんでもする、何でも出来るって実感した。
ちょうど昼食は、二軒小屋で簡易トイレが併設されていた。
トイレ行ってきまーす!
と言ってトイレに入ったら・・・・
なんとそのトイレは水が流れるトイレ
流れるその水を手にすくって飲んだ!!!
ばい菌が入ってろうが、再利用水だろうがおかまいなし!
うまかった!!!
二軒小屋から転付峠まで標高差500m程。
途中休憩なしで登る。
同僚全員バテバテ。。。
上級生の怒鳴る声が響き渡る。
しんどく辛いのはみな同じ。
ここでもまた森下が離れる。
転付峠についた時には、全員フラフラ~
最後の記念撮影でも・・・
とても笑顔なんて出来るわけがない!
立つことも出来ない同僚。
先輩の手助けを得て立つことがやっとの自分
この時の登山手記もめちゃくちゃ
転付峠からの下りは、○○ピッチで
走ってるのと同じ!
驚異のラストスパート!
これが登山???
なんでこんなしんどい思いをしないといけないのか
納得出来ない状態で縦走を終えた!
南アルプス全山縦走・・・
今度登る機会があれば、楽しく登ってみたい。
-----------------------------------------------
自分の振返りの長いblogを読んでいただいて
ありがとうございました!
日本で2番目に高い山
両俣小屋の標高は2000m程。
ここから北岳山頂を目指す。
丸太の橋あり、川の中を渡る徒渉あり、鎖場あり、
鉄梯子あり ・・・ そして手をつくくらいの急な登り坂
難所の連続!!!
無我夢中だったので記憶も断片的。。。
その時の様子は登山手記で
どうやら北岳頂上までは、苦しかったにもかかわらず
水も我慢出来、自分はバテずに登ったようだ。
どうりで北岳山頂での記念撮影は満面の笑み^^
北岳の次は日本で4番目の間ノ岳(標高 3189m)を目指す。
見た目ではそれほどアップダウンはなさそう。
だけど、、、、北岳の登りで力を使い果たしてしまい
ここからの道程はバテバテ~(*_*)
全ての体力を使い果たした後って、
寝ても体力が回復するわけでもなく
翌日は最後の3000m級の山である塩見岳を目指す。
もうこの日は朝からバテバテ。。。
またまた、怒鳴られてバテたことしか記憶にないので
その時の様子は登山手記で
ただ、塩見岳の山頂で撮った写真が1枚
同僚はさすがに作り笑顔の出来る人も減ってきた。。。
上級生はなんてタフなんだ!と思った。
鬼軍曹! あなたってほんとに人間???
疲れきった体に、停滞日はありがたい!
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
停滞日も終わり、いよいよ縦走も終盤。
停滞地の三伏峠から荒川三山へ向う道は
いきなりの急登!
もうここからはいつも富士山が見える。
富士山がとてもきれい*'☆.:*:'☆':*:
もうこのあたりの山々はマイナーな山。
登っているのは同じ格好したパーティばかり。
ザックから想像すると、同じワンゲルだろうなぁ。。。
我々の前に2組のパーティーがいる。
なんだか心強い気持ちになった。
そして荒川の一つ目の山頂へ
そして二つ目の山頂へ向けて
足場の悪い道をひたすら歩く。
荒川の最後の山頂で記念撮影
もうこの時には、体重が削げ落ち
みんな目が腫れている。。。
この記録に登場する森下は一番右
左は自分です・・・^^;
若いなぁ。。。 って当たり前か・・・^^;
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
さて、縦走もいよいよ最終日
最終日の宿泊地は水場がない!
コップ一杯の水をスプーンですくってすすって飲んだ。
こうすることで1Lくらい飲んだ気持ちになれるから・・・
いよいよ最後の難所転付峠を目指して出発
水がない!というのは大変なことで
人間、水ほしさになんでもする、何でも出来るって実感した。
ちょうど昼食は、二軒小屋で簡易トイレが併設されていた。
トイレ行ってきまーす!
と言ってトイレに入ったら・・・・
なんとそのトイレは水が流れるトイレ
流れるその水を手にすくって飲んだ!!!
ばい菌が入ってろうが、再利用水だろうがおかまいなし!
うまかった!!!
二軒小屋から転付峠まで標高差500m程。
途中休憩なしで登る。
同僚全員バテバテ。。。
上級生の怒鳴る声が響き渡る。
しんどく辛いのはみな同じ。
ここでもまた森下が離れる。
転付峠についた時には、全員フラフラ~
最後の記念撮影でも・・・
とても笑顔なんて出来るわけがない!
立つことも出来ない同僚。
先輩の手助けを得て立つことがやっとの自分
この時の登山手記もめちゃくちゃ
転付峠からの下りは、○○ピッチで
走ってるのと同じ!
驚異のラストスパート!
これが登山???
なんでこんなしんどい思いをしないといけないのか
納得出来ない状態で縦走を終えた!
南アルプス全山縦走・・・
今度登る機会があれば、楽しく登ってみたい。
-----------------------------------------------
自分の振返りの長いblogを読んでいただいて
ありがとうございました!
2013年03月16日
回想録 ~南アルプス縦走(3話)~
やっと初の停滞日。
宿泊地と言っても、今のようにキャンプ施設が
設備されてるわけでもなく、水場に近い平地を探して
テントを設営する。
だからこんなガレ場でのテント設営はまだましな方。
停滞日は休養の日で、各自好きなことしてOK。
ひたすら寝る人、
少量の水で身体洗う人、
道具の修理をする人・・・・
ただ、ここまでの道程を振返ると
登ってきた山々は全て2000m級ばかり。
3000m級の山は登ってないだなぁ。。。
明日からがほんとの勝負!
がんばらなきゃ!!!
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
停滞日も終わり、いよいよ出発
宿泊地で出逢ったワンちゃん!
我々を先導するように、ここ数日行動を共にしている。
ただ寂しいかな。。。
行動を共にするにつれ情がわいてしまう。
つらいけどワンちゃんとはここでお別れ!
最後に抱擁し、別れの挨拶を済ませた(ノД`。)
さあ、ここからは3000m級の山々が続く
気合入れなきゃ!!!
まずは仙丈ヶ岳を攻める!
(停滞場所から撮った仙丈ヶ岳)
下から見上げると、ただただ登りのみ!
これはきついやろーなぁ。。。
しばらくは見晴らしの悪い林の中を懐中電灯照らして歩く。
声を出しながら一歩ずつ。一歩ずつ。
停滞日で休養したおかげで、森下もちゃんと付いてる。
ある程度高度をかせいだところで、ご来光を迎える。
う~っとり(´∇`)
雲海が海に見えてしまい、このまま泳げそうな感覚になった。
危ない! 危ない!^^;
太陽の光をいっぱい浴びエネルギー満タン!
ウルトラマン世代なので、太陽の光を思い切り受けると
そのままエネルギーが充填されると信じきってる自分。
しばらく歩いて、また見晴らしのいいところで休憩
(鬼軍曹が隠し撮り)
ここからの眺めは富士山まで見える最高の景色。
いつもより多めに休憩をとってくれた鬼軍曹に感謝!
と 感謝してたら・・・
鬼軍曹いわく
「ここから休憩なしで一気に山頂まで行くぞ!
声出せよ! 声!」
この言葉、、、 我々同僚も「山頂まですぐそこやん!」
と思って軽い気持ちで聞いてうなずいた。
しかし・・・・
鬼軍曹の言った言葉に上級生に火がついた!
「はよ、歩かんかい!」
「声小さいねん!」
「もっとピッチあげろ!」
ちょっとでも前と距離があけば、容赦なく
上級生のキックが足のかかとめがけて飛んでくる!
ペースがめっちゃ早い!
これ・・・登山するスピードじゃない!!!
重いザックを背負ったまま、半分駆け足に近い状態。
そして登りばかり・・・
これがこの大学で有名な○○ピッチ! ○○魂!
ここが体育会と同好会の違い。
徹底的に体力を絞り取られた。
もう足が動かない状態で
ようやく初の3000m級の仙丈ヶ岳の山頂に立つ!
山頂には軽装備で登ってきた人がいっぱい!
声を出しながら登ってきた我々を冷ややかな目線で見る。
しかも写真撮影の時
「みんな笑えー!」
の大声の一言で他の登山客も振り向く。
はずい。。。。。
ただ、、、 同僚で作り笑いをしたのは中田と沈と上田の私の4人のみ
森下、内藤の2人はもう作り笑いも出来ないほどバテていた。。。
水、水が飲みたい。。。。
そしてここからの鬼軍曹の一言に唖然!
「予定を変更してこのまま両俣小屋まで下りんぞ!」
え~~~~~~~~~!
両俣小屋までは、1000m以上も下る
こんなバテバテ状態で、こんなんあり???!!!
上級生も同僚も鬼軍曹に逆らう人はいない。
前に進むしかないんだから・・・
もうどうなってもいい!!!
・・・・・・・
気づいたら両俣小屋にいた。
声は出ていたけど、意識朦朧状態で下りきったようだ。
ここで鬼軍曹が最大級のアメを出す。
「水フリーや。飲みたいやつは飲んでええ!」
ワーイ! ワーイ! ヾ(*⌒∇⌒)八(⌒∇⌒*)ツ
同僚みんな水ほしさに、食器で飲む者、鍋で飲む者・・・
だけどそれだけでは足らず、みんなが出た行動は・・・
川に頭ごと突っ込んで、そのままゴクゴク!
水のありがたさ! 水のおいしさ! 水の貴重さ!
改めて思い知った。。。
明日は南アルプスの最高峰、北岳を目指す。
壮絶な地獄が待っているとは誰も知らず
水が飲めることを感謝して眠りにつく。
つづく
宿泊地と言っても、今のようにキャンプ施設が
設備されてるわけでもなく、水場に近い平地を探して
テントを設営する。
だからこんなガレ場でのテント設営はまだましな方。
停滞日は休養の日で、各自好きなことしてOK。
ひたすら寝る人、
少量の水で身体洗う人、
道具の修理をする人・・・・
ただ、ここまでの道程を振返ると
登ってきた山々は全て2000m級ばかり。
3000m級の山は登ってないだなぁ。。。
明日からがほんとの勝負!
がんばらなきゃ!!!
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
停滞日も終わり、いよいよ出発
宿泊地で出逢ったワンちゃん!
我々を先導するように、ここ数日行動を共にしている。
ただ寂しいかな。。。
行動を共にするにつれ情がわいてしまう。
つらいけどワンちゃんとはここでお別れ!
最後に抱擁し、別れの挨拶を済ませた(ノД`。)
さあ、ここからは3000m級の山々が続く
気合入れなきゃ!!!
まずは仙丈ヶ岳を攻める!
(停滞場所から撮った仙丈ヶ岳)
下から見上げると、ただただ登りのみ!
これはきついやろーなぁ。。。
しばらくは見晴らしの悪い林の中を懐中電灯照らして歩く。
声を出しながら一歩ずつ。一歩ずつ。
停滞日で休養したおかげで、森下もちゃんと付いてる。
ある程度高度をかせいだところで、ご来光を迎える。
う~っとり(´∇`)
雲海が海に見えてしまい、このまま泳げそうな感覚になった。
危ない! 危ない!^^;
太陽の光をいっぱい浴びエネルギー満タン!
ウルトラマン世代なので、太陽の光を思い切り受けると
そのままエネルギーが充填されると信じきってる自分。
しばらく歩いて、また見晴らしのいいところで休憩
(鬼軍曹が隠し撮り)
ここからの眺めは富士山まで見える最高の景色。
いつもより多めに休憩をとってくれた鬼軍曹に感謝!
と 感謝してたら・・・
鬼軍曹いわく
「ここから休憩なしで一気に山頂まで行くぞ!
声出せよ! 声!」
この言葉、、、 我々同僚も「山頂まですぐそこやん!」
と思って軽い気持ちで聞いてうなずいた。
しかし・・・・
鬼軍曹の言った言葉に上級生に火がついた!
「はよ、歩かんかい!」
「声小さいねん!」
「もっとピッチあげろ!」
ちょっとでも前と距離があけば、容赦なく
上級生のキックが足のかかとめがけて飛んでくる!
ペースがめっちゃ早い!
これ・・・登山するスピードじゃない!!!
重いザックを背負ったまま、半分駆け足に近い状態。
そして登りばかり・・・
これがこの大学で有名な○○ピッチ! ○○魂!
ここが体育会と同好会の違い。
徹底的に体力を絞り取られた。
もう足が動かない状態で
ようやく初の3000m級の仙丈ヶ岳の山頂に立つ!
山頂には軽装備で登ってきた人がいっぱい!
声を出しながら登ってきた我々を冷ややかな目線で見る。
しかも写真撮影の時
「みんな笑えー!」
の大声の一言で他の登山客も振り向く。
はずい。。。。。
ただ、、、 同僚で作り笑いをしたのは中田と沈と上田の私の4人のみ
森下、内藤の2人はもう作り笑いも出来ないほどバテていた。。。
水、水が飲みたい。。。。
そしてここからの鬼軍曹の一言に唖然!
「予定を変更してこのまま両俣小屋まで下りんぞ!」
え~~~~~~~~~!
両俣小屋までは、1000m以上も下る
こんなバテバテ状態で、こんなんあり???!!!
上級生も同僚も鬼軍曹に逆らう人はいない。
前に進むしかないんだから・・・
もうどうなってもいい!!!
・・・・・・・
気づいたら両俣小屋にいた。
声は出ていたけど、意識朦朧状態で下りきったようだ。
ここで鬼軍曹が最大級のアメを出す。
「水フリーや。飲みたいやつは飲んでええ!」
ワーイ! ワーイ! ヾ(*⌒∇⌒)八(⌒∇⌒*)ツ
同僚みんな水ほしさに、食器で飲む者、鍋で飲む者・・・
だけどそれだけでは足らず、みんなが出た行動は・・・
川に頭ごと突っ込んで、そのままゴクゴク!
水のありがたさ! 水のおいしさ! 水の貴重さ!
改めて思い知った。。。
明日は南アルプスの最高峰、北岳を目指す。
壮絶な地獄が待っているとは誰も知らず
水が飲めることを感謝して眠りにつく。
つづく
2013年03月15日
回想録 ~南アルプス縦走(2話)~
1話では南アルプスの縦走図を載せたけど
本棚の引き出しから当時の「登山手記」が見つかったので
より詳しい登山行程を!
赤字で書いている時間は、登山の標準コースタイム。
でも、、、 みんな20kg~30kgのザックを担いでるので
とても標準コースタイムで歩くのは無理!
同僚の誰もがそう思ってた!
ところがいざ出発してから・・・・
~ 登山手記から抜粋 ~
(字が汚いのは我慢して下され~^^;)
朝2時起きで4時出発。
1時間歩いて10分休憩の繰り返し。
縦走初日から「バテた!」の文字の繰り返し。。。
自分もバテてるけど、同僚の森下がバテバテで歩けない状態。
それでもみんなで声をだし励ましたが、
歩いたり止まったりの繰り返し。
ついにリーダが我慢出来ず、森下を切り離した!
宿泊地に着くまで水はご法度!
リーダから
「後、1ピッチで宿泊地や!」
・・・ やったー! 水が飲める~ ・・・
水が飲みたい一心でみんな頑張って最初の宿泊地到着。
まだまだ序の口。
これから3000m級の山を次々と登ることを考えたら
この最初のバテぶりは正直不安いっぱいであった。
翌日・・・ コースを見ると鳳凰三山を通過する。
鳳凰三山通過中
富士山をバックに記念写真!
ザックが重過ぎるんですけど・・・
唯一楽しみにしていた地蔵岳のオベリスク*'☆.:*:'☆':*:
いまからあの尖がった岩を目指します!
ヒーハーヒーハー言いながら到着~♪
めっちゃデカイ!
自然が作り出した芸術的な岩。
これにはめっちゃ感動!!!
こういう景色を見ると、疲れもふっとびますね~(^^)
常識ならば・・・・・・・
でも、この時の登山手記はあいかわらずバテた!の文字
そりゃーそーだ!
重いザックを背負ってるのに定められたコースタイムを
短縮させようとするリーダ!
カリスマ鬼軍曹そのもの!
・・・・・・・(-_-;
やっと宿泊地に到着!
さっさと手分けしてテント設営。
そうそう、テントは三角テントですが
5分で組み立てれるよう、毎日毎日特訓させられてました!
見えにくいですが、後ろに写ってる黄色いのが三角テント
そして、写ってるメンバーは我ら同僚6人衆(^^)v
ちなみに私はこの時熱があったので、黄色のヤッケを着ています。
熱があっても、写真撮る時は
「みんな笑えー!」 の言葉が・・・(>_<)
こっちはしんどいねんで!!!
でも後2日歩けば停滞日ってことを考えると
気力が沸いてくる。
ここからは最初の難所アサヨ峰に向ってGO-!
アップダウンの激しいコースが続く。
う~ん、、、 登山手記見てたら
福岡工大のワンゲルと勝負してる・・・
負けず嫌いの鬼軍曹リーダ
怒鳴る、怒鳴る。。。
怒鳴りながらも停滞日前日。
この日は重い荷物は宿泊地に置いて
サブザックで甲斐駒ケ岳のピストン!
沢から一気に山頂を目指します!
ザックが軽いから楽勝~楽勝~(^O^)
で、甲斐駒ケ岳山頂で記念写真
やっぱり暑い時は麦わら帽が一番ですなぁ~♪
ちなみに・・・この岩の後ろは切り立った垂直な崖です!
何かにつかまってないと落ちそうだった。
ここからは、甲斐駒ケ岳に付随している麻利支点に向ってGO-
アップダウンが激しいけど、ザックが軽いって
こんなに楽だったとは・・・って実感♪
麻利支点では全員で記念写真
ちなみにリーダの鬼軍曹は前列右に写ってる人
筋肉がゴリラ、体力は無尽蔵。
もう我々とは体格が違います。
アメとムチを使い分けられながらようやく停滞の場所へ
つづく
本棚の引き出しから当時の「登山手記」が見つかったので
より詳しい登山行程を!
赤字で書いている時間は、登山の標準コースタイム。
でも、、、 みんな20kg~30kgのザックを担いでるので
とても標準コースタイムで歩くのは無理!
同僚の誰もがそう思ってた!
ところがいざ出発してから・・・・
~ 登山手記から抜粋 ~
(字が汚いのは我慢して下され~^^;)
朝2時起きで4時出発。
1時間歩いて10分休憩の繰り返し。
縦走初日から「バテた!」の文字の繰り返し。。。
自分もバテてるけど、同僚の森下がバテバテで歩けない状態。
それでもみんなで声をだし励ましたが、
歩いたり止まったりの繰り返し。
ついにリーダが我慢出来ず、森下を切り離した!
宿泊地に着くまで水はご法度!
リーダから
「後、1ピッチで宿泊地や!」
・・・ やったー! 水が飲める~ ・・・
水が飲みたい一心でみんな頑張って最初の宿泊地到着。
まだまだ序の口。
これから3000m級の山を次々と登ることを考えたら
この最初のバテぶりは正直不安いっぱいであった。
翌日・・・ コースを見ると鳳凰三山を通過する。
鳳凰三山通過中
富士山をバックに記念写真!
ザックが重過ぎるんですけど・・・
唯一楽しみにしていた地蔵岳のオベリスク*'☆.:*:'☆':*:
いまからあの尖がった岩を目指します!
ヒーハーヒーハー言いながら到着~♪
めっちゃデカイ!
自然が作り出した芸術的な岩。
これにはめっちゃ感動!!!
こういう景色を見ると、疲れもふっとびますね~(^^)
常識ならば・・・・・・・
でも、この時の登山手記はあいかわらずバテた!の文字
そりゃーそーだ!
重いザックを背負ってるのに定められたコースタイムを
短縮させようとするリーダ!
カリスマ鬼軍曹そのもの!
・・・・・・・(-_-;
やっと宿泊地に到着!
さっさと手分けしてテント設営。
そうそう、テントは三角テントですが
5分で組み立てれるよう、毎日毎日特訓させられてました!
見えにくいですが、後ろに写ってる黄色いのが三角テント
そして、写ってるメンバーは我ら同僚6人衆(^^)v
ちなみに私はこの時熱があったので、黄色のヤッケを着ています。
熱があっても、写真撮る時は
「みんな笑えー!」 の言葉が・・・(>_<)
こっちはしんどいねんで!!!
でも後2日歩けば停滞日ってことを考えると
気力が沸いてくる。
ここからは最初の難所アサヨ峰に向ってGO-!
アップダウンの激しいコースが続く。
う~ん、、、 登山手記見てたら
福岡工大のワンゲルと勝負してる・・・
負けず嫌いの鬼軍曹リーダ
怒鳴る、怒鳴る。。。
怒鳴りながらも停滞日前日。
この日は重い荷物は宿泊地に置いて
サブザックで甲斐駒ケ岳のピストン!
沢から一気に山頂を目指します!
ザックが軽いから楽勝~楽勝~(^O^)
で、甲斐駒ケ岳山頂で記念写真
やっぱり暑い時は麦わら帽が一番ですなぁ~♪
ちなみに・・・この岩の後ろは切り立った垂直な崖です!
何かにつかまってないと落ちそうだった。
ここからは、甲斐駒ケ岳に付随している麻利支点に向ってGO-
アップダウンが激しいけど、ザックが軽いって
こんなに楽だったとは・・・って実感♪
麻利支点では全員で記念写真
ちなみにリーダの鬼軍曹は前列右に写ってる人
筋肉がゴリラ、体力は無尽蔵。
もう我々とは体格が違います。
アメとムチを使い分けられながらようやく停滞の場所へ
つづく
2013年03月13日
回想録 ~南アルプス縦走(1話)~
写真が色褪せる前に・・・
記憶が薄れる前に・・・
頭が薄くなる前に・・・ (゚^゚)☆\(-_-;)
記録として残しておこうと思ったタイムです。
さてさて時はまだ10代の頃
入学してすぐに優しそうな上級生が
「山はいいぞ! 楽しいぞ!
山頂に立ったら全てが見渡せ
気持ちいいぞ!」
「山男にならんか?」
と強引な勧誘に負けてしまい入部
入部すると優しかった上級生達が一変!
毎日がランニング、うさぎ跳び、腕立て、山走り・・・
これ・・・トレーニングじゃなくしごきなんですけど・・・^^;
しかも訓練と称して、20kgの砂袋を2個もザックに入れられ
六甲山を声を出しながら歩かされる。
雨に慣れるため、日本一雨の多い大峰山での訓練。
そんな辛い訓練も、すべてはこのため。
「南アルプス全山縦走」
OBを集めて発表会があり、
主将が
「このメンバーを2パーティに分け
北からと南から南アルプス全山制覇します!」
「Aパーティのメンバーは・・・○○・・・」 ~自分はAパーティか・・・~
何気に聞いてたら、同僚から
「Aパーティは沢に2回も下りるんやど!」
最初 ??? と思ったけど、説明を聞いて納得!
沢に下りるってことは、3000m級の山から一気に
標高の低いところまで下りて、また3000m級の
山に登らなあかん!
これをスタート地点から数えたら3回も登る!
わかりやすく言えば、富士山に3回登るようなもの。
え~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!! 凹○ドテッ
Aパーティのコースはこれ
3週間も山に入りっぱなし。
食料は事前に数箇所に歩荷して隠してるとのことであった。
パーティリーダから役割を伝えられる。
「気象班、○○・・・ タイムキーパ、○○・・・」
え? 気象班はわかるけど、タイムキーパって何?
OBの前で聞けるような雰囲気じゃないので
山に詳しい同僚に聞いたら・・・
朝2時前に起きて、みんなを起こす役目!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
な、なにそれ~?
朝の2時前に起きるって・・・(-_-;)
この時はまだタイムキーパは辛い!って印象しかなかったけど
その後、私のハンドル名が「タイムキーパ」になったのは
偶然ではなく必然的でした!
今では、真ん中でちょんぎって「タイム」にしてます。
そんな話はこっちに置いといて・・・ 本題へ
そんなこんなで、夜行列車に揺られ、バスに乗って
南アルプスの玄関口の夜叉神峠に到着。
さあ! 気合入れて登るぞー!
と同時に、先輩の怒鳴り声が聞こえる
「声出せ! 声ー!」
「腹から声だせー!」
・・・・・・・・・・・・
「よっしゃ!ここでダウンや!
記念写真撮るぞ!
みんな笑えー!」
(夜叉神峠での写真)
これから先、地獄のロードが待ってるとは
誰もが思ってもいなかった。
つづく
記憶が薄れる前に・・・
頭が薄くなる前に・・・ (゚^゚)☆\(-_-;)
記録として残しておこうと思ったタイムです。
さてさて時はまだ10代の頃
入学してすぐに優しそうな上級生が
「山はいいぞ! 楽しいぞ!
山頂に立ったら全てが見渡せ
気持ちいいぞ!」
「山男にならんか?」
と強引な勧誘に負けてしまい入部
入部すると優しかった上級生達が一変!
毎日がランニング、うさぎ跳び、腕立て、山走り・・・
これ・・・トレーニングじゃなくしごきなんですけど・・・^^;
しかも訓練と称して、20kgの砂袋を2個もザックに入れられ
六甲山を声を出しながら歩かされる。
雨に慣れるため、日本一雨の多い大峰山での訓練。
そんな辛い訓練も、すべてはこのため。
「南アルプス全山縦走」
OBを集めて発表会があり、
主将が
「このメンバーを2パーティに分け
北からと南から南アルプス全山制覇します!」
「Aパーティのメンバーは・・・○○・・・」 ~自分はAパーティか・・・~
何気に聞いてたら、同僚から
「Aパーティは沢に2回も下りるんやど!」
最初 ??? と思ったけど、説明を聞いて納得!
沢に下りるってことは、3000m級の山から一気に
標高の低いところまで下りて、また3000m級の
山に登らなあかん!
これをスタート地点から数えたら3回も登る!
わかりやすく言えば、富士山に3回登るようなもの。
え~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!! 凹○ドテッ
Aパーティのコースはこれ
3週間も山に入りっぱなし。
食料は事前に数箇所に歩荷して隠してるとのことであった。
パーティリーダから役割を伝えられる。
「気象班、○○・・・ タイムキーパ、○○・・・」
え? 気象班はわかるけど、タイムキーパって何?
OBの前で聞けるような雰囲気じゃないので
山に詳しい同僚に聞いたら・・・
朝2時前に起きて、みんなを起こす役目!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
な、なにそれ~?
朝の2時前に起きるって・・・(-_-;)
この時はまだタイムキーパは辛い!って印象しかなかったけど
その後、私のハンドル名が「タイムキーパ」になったのは
偶然ではなく必然的でした!
今では、真ん中でちょんぎって「タイム」にしてます。
そんな話はこっちに置いといて・・・ 本題へ
そんなこんなで、夜行列車に揺られ、バスに乗って
南アルプスの玄関口の夜叉神峠に到着。
さあ! 気合入れて登るぞー!
と同時に、先輩の怒鳴り声が聞こえる
「声出せ! 声ー!」
「腹から声だせー!」
・・・・・・・・・・・・
「よっしゃ!ここでダウンや!
記念写真撮るぞ!
みんな笑えー!」
(夜叉神峠での写真)
これから先、地獄のロードが待ってるとは
誰もが思ってもいなかった。
つづく